一般社団法人 岡山県歯科技工士会

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『岡山県内の歯科技工業界を共に考える会議』開催

【第一回 岡山県内の歯科技工業界を共に考える会議】    出席者:30名

日 時: 7月1日(土曜日) PM 5:30~8:00
場 所:岡山国際交流センター 5F 会議室(1)
【懇親会】 Ryoutei 岡山市北区奉還町2-5-23

今回は、「歯科技工士に関する制度推進議員連盟」の幹事長でもあります橋本岳厚生労働副大臣をお招きし、これまでの議連の取組みについて国政レベルの話をご講演していただき、その後、意見交換を行いました。

 質問要項
① 昭和63年の厚生労働大臣告示において、歯冠修復及び欠損補綴料は製作技工に要する費用がおおむね100分の70、製作管理に要する費用がおおむね100分の30と構成と割合が示されました。しかし2015年に発行された歯科技工士実態調査(日技)によると、それが形骸化され、製作技工に要する費用が100分の50を切っているものも多く見受けられます。
勿論、そこには、「おおむね」とありますが、「おおむね」とはどれくらいのことを言うのでしょうか。また、現在の歯科技工士が抱える、低賃金・長時間労働・若者の離職等々の多くの問題がここに原因があると考えますが、いかがでしょうか。

② 歯科技工指示書に診療報酬に関わる点数を付与することはできないでしょうか。
歯科技工を行う上で必要な歯科医師からの歯科技工指示書に一定の点数を付与することはできないでしょうか。

③ 現在の歯科技工士の年齢構成は50歳以上が半数近くをしめ、25歳以下が5%以下であります。
このことは、将来、質の高い歯科補綴物等を安定して供給することが出来なくなる懸念があります。この現実を厚生労働省はどのように考えているのでしょうか。

④ 健康寿命の延伸は、国民の良好な社会保障制度の構築には欠かせないと思います。
その一翼を担う歯科技工士の仕事は、審美的、機能的にも以前より多種多様化しており、またデジタル化の波も押し寄せており歯科技工士が学ぶべき内容は増えております。今でも不足している教育時間数でこれを補うことは不可能です。歯科技工士の教育年限の3年以上の延長は当然のことと思いますが何故か実現されません。どこに問題があるのでしょうか。

⑤ 超高齢社会の中で、私たち歯科技工士は歯科訪問診療等の現場で、お役に立てる事がたくさんあります。現場でもそのような話を聞く事があります。歯科技工士が働けるような政策をよろしくお願いします。

(参考資料)
歯科技工士に関する制度推進議員連盟のこれまでの取組み